森田園について

森田園のある瑞穂町は、アニメ「となりのトトロ」でも知られる狭山丘陵の西にあり、国内の緑茶産地としては、北限に位置しています。そのため土づくりや苗植から管理と工夫を凝らし、寒さに強いチャの木を育て、寒い土地でとれるチャの葉を活かした深蒸し茶を作り続けてきました。

また古くから「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でトドメさす」といわれるように味を重視した丁寧な茶作りを大切にしています。

歴史

森田園は大正8年(1919年)に創業しました。
元は埼玉県入間郡元狭山村の茶園でしたが、1958年の分村合併の際に東京都瑞穂町へ編入されました。
茶業の振興に熱心だった県から、当時はあまり茶業に関心のなかった東京都へ。
不安もありましたが、立川の農業試験場に試験研究施設を作るよう働きかけたり、いち早く茶摘み機械を導入したりと、「東京の狭山茶」を確立するために試行錯誤を繰り返し、良質の茶作りを続けてきました。

出典:都議会リポート 1982年7月号

こだわり

森田園では、自園で自ら栽培したチャだけを自工場で製茶し、販売までを一貫して行っております。
また、この辺りでは珍しい茶園被覆(寒冷紗などで一定期間茶の木を覆う栽培方法)を行っています。
手間や時間はかかりますが、この工程が旨味たっぷりの飲みごたえある狭山茶を育てるのです。
さらに、仕上げの工程で行われる「火入れ」による独特の香ばしさや、厳しい気象条件のもとで育つ肉厚の葉を用いることによる甘く濃厚でコクのある味が特徴です。ぜひ一度ご賞味ください。

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